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【カメラ選び】動画の撮影用途別!動画撮影に最適なカメラまとめ!

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こんにちわ!大阪でクリエイターをしています、藤原ななえ@fujiwara_nanae)です!

今回の記事は、現役カメラマン協力のもと作成しています。動画編集はさておき撮影に関してはサッパリ分からない・・・というあなたのために、動画撮影に適したカメラとは何か?自分に合うカメラは何なのか?という疑問を解消していただくべく、カメラ選びのコツを解説します。タイプごとの推薦カメラもお見逃しなく!

今回ご紹介するのは、動画撮影に最適なカメラと選び方のコツです。

映像は使用するカメラによって雰囲気が大きく変わるので、より慎重にカメラを選ぶ必要があります。この記事では撮りたい動画の種類別のおすすめカメラをご紹介しますので、これから動画撮影を始めたいと思っている方はぜひ参考にしてくださいね!

自分にぴったりのカメラを選ぶコツって?

多くの人が動画を撮影して配信するという行動にチャレンジしやすくなった世の中の背景には、動画を撮影しやすいカメラが豊富に販売され始めたことが大きく関わっていると言われています。しかし、一口に動画と言っても人によって撮影の内容やスタイルが異なりますので、普遍的なカメラは存在しません。つまり、自分にとって最適なカメラは自分にしか分からないということですので、カメラの購入またはレンタルを検討する前に、まずは自分自身の具体的な撮影用途を明確にすることが、とても大切です。

世界的な動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」を例に挙げても、日々投稿される動画のジャンルには、VLOG・ハウツー動画・商品レビュー・ペット動画・バラエティなどなど、数え切れないほどの種類があります。また屋内撮影か屋外撮影か、はたまた静止した状態で静止物を撮影するのか動き回りながら撮影するのかなど、撮影パターンは人の数だけ無限にあると言っても過言ではありません。とはいえ、一先ずはざっくりで構いませんので「自分が撮影したい動画とは何なのか?」をイメージしながら、今回ご紹介する動画の撮影用途別の最適なカメラの選び方を、ぜひ参考にしてくださいね!

カメラの王道「一眼スタイル」のココがいい

カメラと言えば「一眼レフ」が一番に頭に浮かぶという方も少なくないと思いますが、「一眼レフとミラーレスって何が違うの?」と疑問に思う方もまた多いのではないでしょうか?一眼レフカメラとミラーレスカメラは厳密には別ものですが、ここではレンズ交換とシネマチック撮影が可能なカメラとして「一眼スタイル」と一括りにしています。一眼レフとミラーレス、いずれかのカメラを取り扱った経験がある方なら分かると思いますが、一眼スタイルのカメラはレンズを変えることで撮影できるものが大きく変わります

例えば、広角レンズを使用すれば暗さに強くダイナミックな撮影ができるようになりますし、望遠レンズを使用すれば遠方にあるものを大きく撮影できます。他にも様々な種類のレンズがあり、レンズの交換一つでいくつもの機能をカメラに搭載できるという点に、一眼スタイルの最大のメリットがあります。もちろん最初から多くのレンズを揃える必要はありませんが、自分が撮影したいものに合わせて適切なレンズを少しずつ追加していくことで幅広い撮影に対応できるようになりますので、長期的に楽しめるカメラと言えます。

ちなみに、以前は一眼スタイルのカメラには「大きい」や「重い」といったデメリットがありましたが、ミレーレスカメラの普及により、そのデメリットは大きく軽減されました。ただし一部を除いては、一般的に一眼スタイルのカメラは雨や衝撃に弱く精密機器として繊細に取り扱う必要がありますので、あまりハードな使い方には向いていません。

  1. メリット
  2. 品質の高い映像
  3. 美しいぼけ味
  4. レンズ交換が可能
  5. RAW撮影
  1. デメリット
  2. 雨や衝撃に弱い
  3. ブレやすい
  4. 操作が難しい
  5. 初期費用が高額
POINT

一眼レフとミラーレスの違いは構造にあります。またミラーレスは一眼レフに比べて軽量かつ小型であるなど見た目にも違いがあり、さらに機能面においては、一眼レフは多機能で取り扱いが難しいため上級者向けな印象ですが、ミラーレスは比較的操作も簡単で初心者にやさしい印象のカメラです。

一眼レフカメラなら「Nikon D6」を推薦!

一眼レフ熟練者からの厚い信頼を得るNikonのFXフォーマットデジタル一眼レフカメラの新機種「Nikon D6」は、前機種のD5に比べるとオートフォーカス(AF)の性能が大きく向上し、Nikon史上最強のAF性能を実現。動画機能は、高解像4K映像の記録が可能で、非圧縮映像をHDMI出力し外部モニターに表示したり、外部レコーダーへの同時記録も可能です。

ミラーレスカメラなら「Canon EOS R5」を推薦!

Canon EOS R5」では、驚愕の8K映像が記録可能。よって今まで映像では見えなかった砂や塵の一粒一粒までを捉えて撮影でき、表現の自由度を劇的に高めてくれる代物です。もちろん8K映像を素材に使った動画編集にはパソコンのスペックも重要ですが、現在4K素材をサクサク扱えているパソコンであれば編集可能です。

ノースキルでも安心「ビデオカメラ」の特長

カメラに対して選択肢が少なかった一昔前では、動画の撮影にはビデオカメラが主流でしたが、2020年現在、様々なタイプのカメラが販売されるようになったことに加え、スマホカメラが日進月歩していることもあり、子どもの運動会でお父さんお母さんがわが子をビデオカメラで撮影するという光景はあまり見られなくなったほどです。しかし今でもビデオカメラへのニーズは消えることなく、カメラへの知識やスキルそして興味さえない人にでも綺麗に動画を撮影できる「万人向けカメラ」として人気を集めます。

ビデオカメラで撮影した映像には一眼スタイルで撮影した映像ほどのシネマチックさはありませんが、手ぶれ補正機能に優れており、片手で操作が完結するようになっているため「パッと撮る」という言葉通りの仕草で動画撮影ができる点に大きなメリットがあります。そして何より動画撮影に特化したカメラですので長時間の撮影にも対応しており、交換バッテリーなどを持ち歩かなくても一日中撮影ができることも特長です。

  1. メリット
  2. 操作が容易
  3. 優れた手振れ補正
  4. 長時間撮影が可能
  5. 手ごろな価格
  1. デメリット
  2. ぼけ味の調整ができない
  3. 撮影方法が限定される
  4. 雨や衝撃に弱い
POINT

一眼スタイルとビデオカメラでは映像のぼけ味、つまりシネマチック撮影の可否に違いがあり、画質面でもズーム時に画像が粗くなりやすいビデオカメラは映画などの撮影には向きませんが、ぼけが必要なく背景までくっきりと綺麗に映像に収めたい一般的な撮影には、ビデオカメラはもってこいです。

ビデオカメラなら「SONY AX700」を推薦!

SONYの人気ビデオカメラ「FDR-AX700」では、4K映像の記録が可能。本体に内蔵される高解像映像を記録するセンサー、自然な色彩や質感を表現できる画像処理エンジン、そして高い描画性能を誇る独自開発レンズという3つのキーデバイスを高度に連携させることで高画質を実現します。また、AX700には35mmセンサーではなく1.0型センサーが搭載されるため強いぼけ味が解消され、背景までしっかり記録することができます。

屋外撮影には「アクションカメラ」がマスト

「GoPro(ゴープロ)」と言った方がピンとくるかもしれませんが、アクションカメラの特長は何と言ってもタフさにあります。大きさは手の平サイズ以下という小型かつ軽量でありながら、基本的に防水・防塵の機能が備わっていますので、カメラを手で持たずに身体やヘルメットなどに装着して、サイクリング・スノーボード・スキューバダイビング・シュノーケルなどを楽しみながら、臨場感のある動画を撮影することが可能です。

ちなみにアクションカメラの画質はどんどん良くなっていますので、天候に左右されやすい一般的な屋外撮影にも有効です。ただし、カメラ自体が小型なのでバッテリー容量が少なく、長時間撮影をするには多くのバッテリーを持ち歩く必要があります。またアクションカメラは、基本的にアクセサリーと組み合わせることでパフォーマンスが発揮されますので、カメラ本体のみで撮影できる映像には限界がありますが、使うアクセサリーと工夫次第で普通のカメラでは撮影できない幻想的な映像を残すことができるでしょう。

  1. メリット
  2. 画質良好
  3. とにかくタフ
  4. 小型で軽量
  5. 手放しでも撮影可能
  1. デメリット
  2. バッテリーの持ちが悪い
  3. ズーム機能がない
  4. 映像を確認しづらい
POINT

アクションカメラも「気軽に撮影できる」という部分に関してはビデオカメラに負けていません。ボタン一つで撮影ができ、撮影中ボタンを押し続ける必要もなく「何かをしている最中を撮影しておく」という感覚で使えますので、アクションカメラは「ながら撮影を楽しめるカメラ」と捉えるといいでしょう。

アクションカメラなら「GoPro HERO 9」を推薦!

アクションカメラ市場の火付け役GoProが、2020年9月16日から史上最も進化した手振れ補正機能が搭載された「GoPro HERO 9 Back」の販売を開始しました。動画機能は、4K / 2.7K / 1440p / 1080pの映像を記録可能。また前期種HERO 8に比べてバッテリー駆動時間が最大30%アップした模様。さらに、専用アクセサリーの「Maxレンズモジュラー」を利用することで、超広角の映像および写真の撮影が可能になります。

気軽にはじめたいなら「スマホカメラ」で十分

普段から持ち歩いているスマホで高品質な映像を撮影できれば、荷物が増えることもなく気軽に動画撮影を楽しめますよね。以前はスマホの動画撮影機能は優れているとは言えませんでしたが、最近はVLOGブームともあり、スマホによる動画撮影ニーズの高まりに対応するためか、どんどん動画撮影の性能に長けた機種が発売されているのです。

それに伴って動画に適したスマホアプリの開発も進んでおり、スマホ1台あれば動画の撮影から編集までを一貫して行える時代になりました。もちろん画質面ではまだ一眼スタイルのカメラには到底敵いませんが、その手軽さと初期費用の負担を考えると、まずはスマホで動画撮影を始めるという方法を選択するのも、十分アリだと思います。

  1. メリット
  2. 手軽さ
  3. 持ち運びが楽
  4. 画質良好
  5. 即座にシェア可能
  6. 加工も簡単
  1. デメリット
  2. ズーム機能がいまいち
  3. 暗所撮影が苦手
  4. 速い動きを捉えにくい
POINT

スマホは何と言ってもスマホですので、手で持って撮影する際には手振れが気になるところ・・・ですが、手振れを解消しスムーズなカメラワークを実現してくれる「ジンバル」を利用すれば、スマホによる撮影の質そして映像のランクがぐっと上がること間違いなし!

スマホ用ジンバルなら「DJI OM 4」を推薦!

DJIから登場した「OM 4」は、マグネット式のクリックリソースが採用された使い勝手抜群の折り畳み式スマホ用ジンバルです。前機種までのOsmo Mobileが略されOMとなりました。存在感のあるしっかりとした造りで、見た目にもこだわられたスタイリッシュなデザインが特徴。また、電源が入っている状態でスマホを取り外すと自動的にスタンバイモードに切り替わるので、撮影中に電話がかかってきてもすぐに対応できる優れものです。

プロ御用達「シネマカメラ」ってご存知ですか?

シネマカメラとは簡単に言ってしまえば、一眼レフカメラ・ビデオカメラ・フィルムカメラの良いところを集めた「美しい動画を撮影する」ということに特化したカメラです。具体的に言えば、シネマカメラは内部には一般的なビデオカメラよりも大きなセンサー、そして一眼レンズが搭載されていますので、一眼レフカメラ同等またはそれ以上の画質と美しいぼけ味を再現できることはもちろんのこと、記録音声や記録時間の心配も不要です。

またシネマカメラは一眼レフ同様にレンズの交換も可能ですので、広範なレンズを持ち合わせていれば撮影対象などの急な変更にも対応できますし、考え得る撮影パターンを一つのカメラで網羅できてしまいます。つまり動画撮影にシネマカメラを採用さえすれば、すべてが事足りるということです。ただし、お察しの通り初心者が扱える代物ではなく、値段も高額ですので誰彼の区別なくお勧めはできませんが、もしもあなたが映像の世界で芸を磨く同士であるなら、カメラの選択肢にシネマカメラを含めてみてはいかがでしょうか?

  1. メリット
  2. 最高品質の映像
  3. リアルな音
  4. 長時間撮影
  5. レンズ交換
  6. RAW撮影
  1. デメリット
  2. 初期費用がとにかく高額
  3. 取り扱いが難しい
  4. 知識とスキルが必要
POINT

先述の通り、シネマカメラは他のカメラの利点を集めたオールインワンのカメラですので、アクションカメラのようにアクセサリーがほぼ必須ということもなければ、別途マイクなどのオプションを購入することもなく、美しい映像とリアルな音の記録を長時間に渡って行うことが可能です。

シネマカメラなら「SONY FX9」を推薦!

SONY新開発の6Kフルサイズセンサーが搭載される「PXW-FX9」では、4K映像をより高精度に記録することができます。また独自のオートフォーカス機能「ファストハイブリッドAF」により、動きの速い被写体でも素早くフォーカスを合わせて追従します。さらには、暗いシーンでもノイズを抑えて記録できる「デュアルベースISO」や無段階な露出調整が可能な「電子式可変NDフィルター」など、映像の美しさを極限まで追求したモデルです。

映像を極める者は必見!これぞSONYの本気。

日本を代表する世界の電気機器メーカー「SONY(ソニー)」が、2020年の年末までに新作シネマカメラ「FX6」を販売予定と発表。今回発表のFX6は、現行の人気機種FX9に次ぐSONYの「Cinema Line」にラインアップされるXDCAMメモリーコーダーカムの最新機種です。FX6はFX9よりも小型になると予想されますが、まだその全容は発表されていません

また、SONYではCinema Lineとデジタル一眼レフカメラのマウントを統一しているため、SONYのEマウントカメラを所持している方であれば、今あるレンズ資産をCinema Lineでも使い回すことができるという特徴も持っています。現行のシネマカメラには、オートフォーカスシステムや人の顔を認識して追随する機能が搭載され、レベルの高い動画がすぐに撮影できるような工夫が込められており、優れた手ぶれ補正機能もついているため、カメラを手持ちで撮影してもブレを最小限に抑えることもできます。

FX6については、まだまだどのような機能が追加されるのかが未定ではありますが、長時間撮影・美しい画質・手ぶれ補正機能・オートフォーカスシステムを搭載し、映像クリエイターの創造性を拡張するプロフェッショナルのためのカメラであることには間違いはないでしょう。これからもSONYのシネマカメラから目が離せません・・・!

いかがだったでしょうか?この記事を気に入っていただけたら、コメントやシェアをしていただけるととても励みになります!これからも動画編集が楽しくなるような情報をどんどん発信していきますので、たまにサイトをチェックしてみてくださいませ。では、またべつの記事でお会いしましょう!

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