本格的な動画編集を望む人にオススメしたい本命アプリケーション5選!
こんにちわ!大阪でクリエイターをしています、藤原ななえ(@fujiwara_nanae)です!
いよいよ5G時代に突入し、YouTube人気が留まることを知らない今日では「動画編集をはじめよう!」と意気込む方も多いのではないでしょうか?それに伴い映像関連アプリの開発は進み選択肢は増える一方ですが、本当に使えるアプリはごく一握りです。正しい知識をもって価格に惑わされずに最適なアプリを選びましょう!
今回ご紹介するのは、動画編集アプリの選び方とおすすめアプリ5選です。
動画編集アプリは「自分がつくりたい映像とは何か?」を明確にしてから検討することが大切です。今回、個人的にオススメしたい高機能アプリを5つご紹介しますが、最初にお断りさせてください・・・この中でも私は断然Premiere Pro推しです。(笑)
動画編集アプリを選ぶときのコツって?
2020年、新型ウイルスの流行に際してステイホームが強いられる昨今では「これを機に動画編集をはじめよう!」と時間の有効活用を図る方が増えていると聞きます。何でもスマホで手軽に行える時代ではありますが、きちんとしたスキルを身に着けたいのであれば、やはり動画編集は腰を据えてパソコンで取り組むのがオススメ。そこで今回は、動画編集に本気の人向けの本格的な動画編集アプリ(有料)を厳選してご紹介します。
とはいえ、これから右も左も分からない動画編集という未知の世界へ飛び込もうとしている人にしてみれば、何の判断基準もなく自分に最適なアプリを選ぶことは少しハードルが高いと思いますので、最初にアプリ選びの簡単なポイントを説明しておきますね。以下3つのポイントを基準に取捨選択すると、おのずと自分にぴったりのアプリが見つかるはず・・・!
自分のパソコンで使えるアプリかどうか?
必ず一番最初に、検討中のアプリが使用するパソコンのOSとそのバージョンに対応しているかを確認してください。パソコンは様々なパーツとOS(オペレーションシステム)で構成されており、どのようなアプリもOSによる動作環境は異なります。OSには様々な種類がありますが、パソコンの主流は「Windows」と「MacOS」です。
キーボードやマウスといった周辺機器を含むパソコンの物理的なパーツを「ハードウェア」といい、OSやアプリといったコンピュータプログラムは総括して「ソフトウェア」と言います。
快適に動画編集を行うには使用するパソコンのスペック(性能)も重要ですので、よく分からないという方はぜひこちらの記事も併せて読んでみてくださいね。
サブスクリプションか?買い切りか?
前提として、アプリ選びは「価格」よりも「機能」で判断した方が合理的です。自分がつくりたい映像に必要な機能が搭載されるアプリをリストアップしてから、価格を比較検討しましょう。最低限の機能が備わった簡易的なアプリでいいのであれば話は別ですが、質重視で編集にこだわるなら、アプリには多機能性と自由度の高さが求められます。
もちろん無料のアプリもたくさんありますが、求めるレベルが高くなれば必然的にアプリも有料になることが多いです。価格を比較する際は、有料という大別ではなく「サブスクリプション(月額制)」か「買い切り」かという点にも注目して検討しましょう。全く使ったことがないアプリの良し悪しを判断することは難しいと思いますが、どの有料アプリにも大抵は無料のお試し期間が設けられていますので、実際に使ってみて決めるのが得策です。
レビューや使い方の情報が多いかどうか?
アプリ選びの段階では、製品に関する口コミやレビューも良い判断材料になりますが、初心者の方にとって何より大事なのは、購入後の使い方やノウハウに関する情報です。単純にユーザー数が多ければそれだけ情報量も多くなりますので、一から動画編集をはじめるなら尚更、一定以上の知名度があるアプリを選ぶのがいいでしょう。
あまりにマイナーなアプリを選ぶと、製品元のラーリングサイトを利用して問題を解決できなかった場合、他に頼る情報がなければお手上げになってしまいます・・・。使いこなせずに諦める始末になってしまわないためにも、気になるアプリについては何ごとも事前にリサーチしましょう!
業界の標準アプリ「Premiere Pro」
Adobe社が開発提供する「Premiere Pro(プレミアプロ)」は、業界標準のノンリニア編集アプリとしてプロの現場でも利用されています。
対応OS | Windows 10以降 / MacOS v10.12以降 |
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通常価格 | 税別 ¥2,480/月(単体プラン) |
販売形態 | サブスクリプション |
トライアル | 7日間の無料期間あり |
※2020年11月21日時点
こちらの記事では、Premiere ProとAfter Effectsの違いや連携方法について紹介していますので、アプリに対する理解を深めたい方はぜひ!
アプリの特徴と注意点
Premiere Proは数多あるアプリの中で最も機能が多く、動画編集における自由度が非常に高いことが特徴です。そしてPremiere Proを利用する最大のメリットは、その他のAdobeアプリと連携できる点にあり、シームレスに作業を進められるだけでなく、複数のアプリ間で機能を拡張することで、考え得るアイデアを網羅的に表現することができます。多機能であるだけに慣れるまでには時間を要しますが、趣味の域を超えて映像制作に取り組みたいなら、動画編集アプリは「Premiere Pro一択」といっても過言ではありません・・・!
- メリット
- 多機能・高機能
- 情報が多い
- 両OSに対応
- Adobeアプリと連携
- デメリット
- 慣れるまでは難しい
- 無料期間が短い
- 買い切り版がない
複数のAdobeアプリを利用する場合は、単体プランよりコンプリートプランの方がお得です。Premiere Proだけでなく部分的に特殊な効果を加えたい場合にAfter Effectsを利用したり、アニメーションさせるイラストをIllustratorやPhotoshopで作成するなど、複数のアプリを利用するとより表現の幅が広がります。
Premiere Proを使ってみたいけど、Creative Cloudのサービス内容や価格についてよく分からないという方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
無料版が魅力的な「DaVinci Resolve」
「DaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)」はカラーグレーディング機能に特化しており、ハリウッド映画の大作にも貢献するプロ仕様のアプリケーションです。
対応OS | Windows 10 / MacOS 10.13.6 High Sierra / Linux |
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通常価格 | 税込 ¥39,578(DaVinci Resolve Studio 17) |
販売形態 | 買い切り |
トライアル | 無料版あり |
※2020年11月21日時点
アプリの特徴と注意点
DaVinciはオーストラリアの映像制作会社が開発提供する製品の一つで、他にも映像全体を通した関連製品が販売されています。DaVinciのカラー補正機能には定評があり、Premiere Pro利用者の中にも「カラーグレーディングだけはDaVinciを利用する」という方もいるほどです。何よりDaVinciには多少の制限はあれど無料版(期間なし)がありますので、じっくりと使い方に慣れてから有料版に移行することができます。
- メリット
- 豊富なカラグレ機能
- 無料版がある
- 両OSに対応
- プロ仕様の機能性
- デメリット
- 有料版の価格が少し高め
- 慣れるまでは難しい
- OSの対応幅が狭い
こちらの記事では、Premiere Proで行うカラーグレーティングについて紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてくださいね。
世界最多の利用者数「Final Cut Pro」
Apple社が開発提供する「Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)」は、同社が提供するiMovieよりも高度な動画編集が行える、Macユーザーのためのアプリです。
対応OS | MacOS 10.15.6以降 |
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通常価格 | 税込 ¥36,800(Final Cut Pro X) |
販売形態 | 買い切り |
トライアル | 90日間の無料期間あり |
※2020年11月21日時点
アプリの特徴と注意点
Final Cut Proは、動画編集アプリとして世界最多のユーザー数を誇ります。機能の多さではPremiere Proに敵わないものの初心者でも安心して扱えるよう設計されているため、本格的な動画編集を比較的簡単に行えます。また、Final Cut Proは同じApple製の無料アプリ「iMovie(アイムービー)」とも互換性があり、操作も類似していますので、プロ仕様のアプリの中では難易度が低い部類に入ります。ただし、Windowsユーザーは使用できません。
- メリット
- 操作の難易度が低め
- プロ仕様の機能性
- iMovieと互換性あり
- デメリット
- Windowsでは使えない
- Premiere Proに比べて機能が少ない
日本でメジャーな「Power Director」
国内シェアが最も多い「Power Director(パワーディレクター)」は、手ごろな価格でありながらオールマイティーな機能が揃う、Windowsユーザーのためのアプリです。
対応OS | Windows SP 7 8 8.1 10 |
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通常価格 | 税込 ¥6,200/年(12カ月プラン) |
販売形態 | サブスクリプション |
トライアル | 30日間の無料期間あり |
※2020年11月21日時点
アプリの特徴と注意点
Power Directorはどちらかと言うと一般向けですが、動画編集における一通りの機能が搭載されており、且つロイヤリティフリーの効果音や素材を使用できたりと、国内で一番人気を誇るだけの機能性と分かりやすさが兼ね備うアプリです。それでありながら価格も手ごろですので、「そこまで高いレベルの編集は望まないけど一定水準以上の映像をつくりたい」という方にもってこいのアプリと言えます。ただし、Macユーザーは使用できません。
- メリット
- 幅広い機能が搭載
- 手ごろな価格
- 比較的操作が簡単
- 一般向け
- デメリット
- Macで使えない
- 買い切り版がない
- プロ仕様ではない
こちらの記事では、Power Directorに同じくCyber Link社が開発提供するオーサリングソフト「Power 2go」について紹介していますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
初心者でも取っつきやすい「Filmore」
年々人気が高まっている「Filmore(フィモーラ)」は、インターフェースがシンプルで直観的な操作が可能なことから、最も初心者向きのアプリと言えます。
対応OS | Windows 7 8 8.1 10 / MacOS v11 Big Sur v10.15 Catalina v10.14 Mojave v10.13 High Sierra v10.12 Sierra |
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通常価格 | 税込 ¥6,980/年 / 税込 ¥9,980(永久ライセンス) |
販売形態 | サブスクリプション、買い切り |
トライアル | 無料版あり |
※2020年11月21日時点
アプリの特徴と注意点
Filmoreの特徴は何といっても「分かりやすさ」と「使いやすさ」です。テンプレ―トも豊富に用意されていますので、初心者でも簡単におしゃれな映像をつくることができます。また、Filmoreの無料版に搭載される機能は有料版と同じですので、購入前にじっくり検討できることも人気の要因の一つ。ただし無料版では、ウォーターマーク(透かしロゴ)が表示され商用利用もできませんので注意が必要です。
- メリット
- 初心者にやさしい
- 豊富なテンプレート
- 選べる購入形態
- 両OSに対応
- デメリット
- 無料版はロゴ表示あり
- 無料版は商用利用できない
- プロ仕様ではない
いかがだったでしょうか?この記事を気に入っていただけたら、コメントやシェアをしていただけるととても励みになります!これからも動画編集が楽しくなるような情報をどんどん発信していきますので、たまにサイトをチェックしてみてくださいませ。では、またべつの記事でお会いしましょう!
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他にもたくさん読んでいただきたい記事があるので、もしまだ情報に渇望していれば・・・過去の記事がすべて整理されているサイトマップページも、ぜひ覗いて行ってくださいね!
わかりやすく詳しく紹介していただき、ありがとうございます。勉強になりました。初心者向けのものを探しているので、文章を拝見し、助かりました。
コメントありがとうございます!お力になれたのならうれしいです!
動画編集のことで分からないことがありましたら、またぜひお立ち寄りください(/・ω・)/