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YouTubeにアップロードする動画におすすめの形式やエンコード設定まとめ

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こんにちわ!大阪でクリエイターをしています、藤原ななえ@fujiwara_nanae)です!

こだわって制作した映像、せっかくなら「YouTube(ユーチューブ)」をはじめとする動画共有サービスを利用して、たくさんの人に観てもらいましょう!とはいえ何からどう初めればいいのか分からないという方も多いと思いますので、できるだけ分かりやすく、オリジナル映像のシェア時に役立つ情報をご紹介しますね!

今回ご紹介するのは、YouTubeに投稿する動画にオススメの形式等です。

要点だけを絞って解説していきますので、今すぐ必要な情報をすぐに入手していただけると思います。詳細な説明が必要であろうポイントでは関連記事を案内していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。この記事の目次はこちら!

YouTubeが推奨するエンコード設定とは?

結論から申し上げますが、YouTubeにアップロードする動画のオススメは次の通り。

形式(拡張子) MP4形式(.mp4)
コーデック H.264 / AAC-LC
解像度(アスペクト比) 1080p(16:9)

このあとYouTubeが推奨するエンコード設定や各要素を細分化して紹介しますが、重要なのはこの3つ。聞きなじみのない用語が頻出してきて混乱するかもしれませんが、使用している動画編集アプリがPremiere Proであれば書き出し手順もシンプルですし細部にわたっての手動設定も基本的には不要ですので、ご安心くださいね!

Premiere Proで編集した動画の書き出し(エンコード)手順については、こちらの記事をご確認ください。決して難しい内容ではありませんので、身構えず読み進めてくださいね。

ファイル形式(コンテナ)

YouTubeが推奨する動画のファイル形式は「MP4(.mp4)」です。

動画ファイルにおける形式とは、パソコンやスマホといった「デバイス」と動画を再生する「アプリケーション」をお互いに認識させるための「規格」のことです。

動画コーデック

YouTubeが推奨する動画コーデックは「H.264」です。

コーデックとは、映像を圧縮(または伸長)するためのプログラムです。また映像は、動画と音声で構成されることからコーデックには「動画コーデック」と「音声コーデック」があります。

画像走査 プログレッシブスキャン※1
プロファイル ハイプロファイル
キーフレーム 2連続Bフレーム
GOP設定 クローズドGOP※2
符号化 CABAC
ビットレート 可変ビットレート※3
クロマサブサンプリング 4:2:0

※1 インターレースは不可 ※2 フレームレートが半分のGOP ※3 ビットレートの上限はありません

音声コーデック

YouTubeが推奨する音声コーデックは「AAC-LC」です。

チャンネル ステレオ または ステレオ + 5.1
サンプルレート 96khz または 48khz
POINT

ここまでで用語の意味がよく分からなかったという方は、次のように頭の中を整理してみてください。まず、別名「コンテナ」とも呼ばれる「形式」とは正に箱(入れ物)のこと。簡単に言ってしまえば、このコンテナの中に「コーデック」で圧縮された映像(動画+音声)が入っているイメージです。

フレームレート

フレームレートに制限はなく、どのようなフレームレートの映像であってもYouTubeにアップロード・再生することができます。また、一般的なフレームレートは以下の通りです。

  1. 一般的なフレームレート
  2. 24fps
  3. 25fps
  4. 30fps
  5. 48fps
  6. 50fps
  7. 60fps

フレームレートとは、動画1秒間あたりに含まれる静止画(フレーム)の連続表示回数(=フレーム毎秒)のことで、「fps(=frames per second)」という単位で表されます。

こちらの記事で「フレームレート」や「解像度」の基礎知識について分かりやすく解説していますので、よく分からないという方はぜひ読んでみてくださいね。

ビットレート

ビットレートは、コーデック同様に映像(動画)と音声それぞれに割り当てられており、基本的に数値が高ければ高いほど「高画質」また「高音質」になります。

ビットレートとは、1秒間あたりに送受信できる映像や音声のデータ量のことで、「bps(=bit per second)」という単位で表されます。

YouTubeが推奨するビットレートは、以下の通りです。

映像ビットレート(SDR映像)

タイプ 標準フレームレート
(24fps / 25fps / 30fps)
高フレームレート
(48fps / 50fps / 60fps)
2160p 35M~45M bps 53M~68M bps
1440p 16M bps 24M bps
1080p 8M bps 12M bps
720p 5M bps 7.5M bps
480p 2.5M bps 4M bps
360p 1M bps 1.5M bps

映像ビットレート(HDR映像)

タイプ 標準フレームレート
(24fps / 25fps / 30fps)
高フレームレート
(48fps / 50fps / 60fps)
2160p 44M~56M bps 66M~85M bps
1440p 20M bps 30M bps
1080p 10M bps 15M bps
720p 6.5M bps 9.5M bps
POINT

HDR(=High Dynamic Range)は次世代の高画質表示技術で、従来のSDR(=Standard Dynamic Range)よりも広い範囲の明るさを表現できます。最近では、NetflixやAmazon Primeなどの動画配信サービスなどのコンテンツもHDR映像で配信されています。

音声ビットレート

下記のモノラル・ステレオ・5.1とは「オーディオチャンネル」と呼ばれる音を再生(または録音)する際のスピーカー(またはマイク)の数を示す名称です。

モノラル 128K bps
ステレオ 384K bps
5.1 512K bps

ちなみに「モノラル」は1つ、「ステレオ」は左右の2つ、「5.1」は正面に加えて左右前方、左右後方、そして低域効果音のLFEチャンネルの6つです。

ビットレートについてはこちらの記事の中で詳しく解説していますので、よくわからないという方はぜひチェックしてみてくださいね。

YouTubeにアップロードできるファイル形式

冒頭でお伝えした通り、YouTubeが推奨する動画のファイル形式は「MP4(.mp4)」ですが、他にも以下の形式の動画をアップロードすることが可能です。

形式(拡張子) コーデック
QuickTime形式(.mov)
MP4形式(.mp4)
AVI形式(.avi)
Windows Media形式(.wmv)
MPEG-PS形式(.mpegps)
Flash Video形式(.flv)
3GPP形式(.3gp)
WebM形式(.webm)
MPEG-4 / H.264
DNxHR
ProRes
CineForm
HEVC / H.265

それぞれのファイル形式(一部除く)の特徴については、こちらの記事で紹介しています。また「形式」や「コーデック」などの用語についても詳しく解説しています。

YouTubeにアップロードできるデータ容量

YouTubeにアップロードできる映像の最大容量は「128GB以内」、そして「12時間以内」です。データ容量は、画質や音質を決める「ビットレート」にも左右されますが、目安としては19~29時間のフルHDの映像で約128GBになるので、よほどの高画質(高音質)かつ長時間の映像でない限り、アップロード可能な容量の限度を超えることはないでしょう。

YouTubeに投稿できる動画容量の最大限度は「ファイルサイズ」と「時間」で定められています。これらいずれかを超える動画は、YouTubeにアップロードすることができません。

オススメの解像度とアスペクト比(縦横比)

YouTubeが推奨する動画のアスペクト比は「16:9」です。またオススメの解像度は「フルHD(1080p)」以上です。その他アスペクト比が16:9の映像の解像度は、以下の通りです。

アスペクト比とは、映像をテレビやスマホに表示する際の「画面比率」のことです。一般的には「ワイド(16:9)」と「スタンダード(4:3)」の2つが基本になります。

解像度(アスペクト比)

タイプ ピクセルサイズ(横*縦) 名称 アスペクト比
2160p 3840px*2160px ウルトラHD(4K) 16:9
1440p 2560px*1440px WQHD 16:9
1080p 1920px*1080px フルHD(2K) 16:9
720p 1280px*720px HD(ハイビジョン) 4:3
480p 854px*480px SD(エスディ) 16:9 / 4:3
360p 640px*360px 16:9
240p 426px*240px 71:40
POINT

「解像度」と「画素」を混同してしまっている方が多いと思いますが、「画素(=ピクセル)」とは点(ドット)のことで、「解像度(dpi)」とは1インチの中にある点の数のことです。また画素は「1万画素(10,000px)」という解像度を表す単位としても用いられます。

解像度つまり「画質」についてはこちらの記事で分かりやすく解説していますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。

いかがだったでしょうか?この記事を気に入っていただけたら、コメントやシェアをしていただけるととても励みになります!これからも動画編集が楽しくなるような情報をどんどん発信していきますので、たまにサイトをチェックしてみてくださいませ。では、またべつの記事でお会いしましょう!

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